h指数とは「研究者が出版した論文のなかで、被引用数がh以上であるものがh以上あることを満たす最大の数値」のことです。
要は... h指数が10である研究者は、被引用数10以上の論文が10編あるが、被引用数11以上の論文は11編未満であるということです。
自分のh指数が知りたいなら、Google Scholarに自分の論文を全部入れてみて下さい。Google Scholarが自動でh指数を計算してくれます。
インパクトファクターは論文誌ごとに固有の値であるのに対して、h指数は研究者に固有の値です。
とにかくインパクトファクターの高い論文誌に論文を掲載させることです。
インパクトファクターの高い論文誌はその分野の研究者が定期的にアクセスしているので、常に注目されやすいです。このため、インパクトファクターの高い名誉ある論文誌に掲載されればh指数は自然と上がります。
しかし問題は...
(1)高いインパクトファクターになると、80%以上の論文がエディターによって1週間以内にリジェクトされてしまう点です。エディタとは雑誌の編集者です。研究の内容以外の部分が重要になります。
他にも...
(2)論文の内容も優れている必要がある点です。例え独創的だったり新規性があっても、それだけではダメです。その独創性や新規性の中に、"驚き" が含まれてなくてはいけません。
こうした理由から安易に高インパクトファクターを狙えません(でも頑張りましょう! 論文書くの楽しいですよ)。
(1) とにかく自分の過去の論文を、自分で引用すればいいです。もはや筆頭著者じゃなくてもいいです。しかも論文の内容は何でもいいです。とにかく別の論文から引用されればいいだけです。
(2) 自分が書くのではなく、友達に引用してもらうのも重要です。極端な話、20本ほど論文を書いて、あとはひたすら友達に今まで書いた論文を引用してくれと営業活動をすればh指数は上がります。
つまり... h指数上において、Natureに1回引されるのもインパクトファクター0.5の論文に引用されるのも同じ価値です。とにかく論文の数を増やし、同僚に必ず引用することをお願いしましょう。
h指数、キャリアの長さや研究グループの大きさが強く影響するパラメータなので、正直言って私は好きじゃありません。まぁ意識するのはほどほどにするべきです
h指数とは、研究者が出版した論文のなかで、被引用数がh以上であるものがh以上あることを満たす最大の数値」のことです。
自分のh指数が知りたいなら、Google Scholarに自分の論文を全部入れてみて下さい。Google Scholarが自動でh指数を計算してくれます。
インパクトファクターの高い名誉ある論文誌に掲載されればh指数は自然と上がります。
いかがでしょうか? h指数、理解できたでしょうか? ではファーストクラスの論文をどんどん書いていきましょう。このサイトでは、常に上を目指す研究者を一生懸命に応援します!!
・学術界では、もう1つ有名な値があります。それは、インパクトファクターです。インパクトファクターとはざっというと雑誌の影響力です。もう少し知りたい方、この記事を見て下さい。
論文のインパクトファクターを知りたい
・Nature Communicationsに採択された原稿に、解説を付けたテンプレートを作りました。Webサイトの解説した内容が実際にどう論文に反映されたか実例を見ながら理解できます。研究者として上を目指したい方、ぜひ参考に。
論文の解説付きテンプレート、なぜ重要なのか?
・論文の書き方は教わりましたか? このWebサイトに書いてある高インパクト論文の書き方をスライドにして1つにまとめました。論文の "型" を自習する教材として最適です。ぜひ参考に。
高インパクト論文の書き方をどう自習するか? [結論:この解説付きスライドを読もう]